武蔵浦和どうぶつ病院ブログ BLOG

猫ちゃんの関節炎について

今回は猫ちゃんの飼い主に知っていただきたい、変形性関節症について書かせていただきました🤓

変形性関節症とは、
肘や膝、股関節などの関節軟骨が傷ついて変性し、痛みで動きにくくなる慢性疾患です😣

人と同じように年齢とともに発症が増加し、
12歳以上の猫ちゃんでは、90%に変形性関節症の疑いがあるという報告もあります😳

一方で、猫ちゃんは痛みを隠すことがあるため、
飼い主がその痛みに気がつかないこともしばしばです…
また、「単に猫ちゃんが年を取ったから動きが鈍くなった」と、勘違いされてしまうこともあります😿

原因は加齢によるものだけでなく、肥満も変形性関節症のリスクとなります。
また、
・スコティッシュフォールド
・マンチカン
・日本雑種猫
は関節症の多い猫種であると言われています🐈

そして、変形性関節症による痛みは、猫ちゃんの体だけでなく心にもダメージを与えます。
・触られるのを嫌がるようになる
・怒りっぽくなる
・高いところに登れずストレスとなる
などの変化をもたらします…

猫ちゃんの変形性関節炎においてまず1番大切なことは、
飼い主が猫ちゃんの関節症の痛みに気づいてあげることです。
ゾエティス・ジャパン株式会社のHPに、
「猫ちゃんの変形性関節症の痛みチェックリスト」
が掲載されているため、こちら参考にしていただくのがわかりやすいと思います。

猫ちゃんの変形性関節症が疑われた際の治療としては、
・痛みの除去
 鎮痛剤やサプリメントなどを使用し、運動能力の向上を目指します。
・可動域の維持
 適度な運動で関節を支える筋肉を維持します。
・体重管理
 食事や運動で体重を維持し、関節への負担を減らします。

当院で用いる主な鎮痛剤としては、
・非ステロイド系消炎鎮痛剤
 急性期の痛みが強いときに使用することが多いです。
 胃腸や腎臓に負担になる可能性があるため、長期的な使用には向きません。
・抗NGFモノクローナル抗体製剤
 「ソレンシア」という注射薬を使用します。
 主に慢性期の痛みの管理に有効です。

ソレンシアは、
猫ちゃんの変形性関節症の痛みに特化した注射薬です。
毎日飲まなければいけない経口薬と違い、1回の注射で1ヶ月間効果が持続し、
飲み薬を飲むのが苦手な猫ちゃんにもストレスフリーです😺
約70%の猫ちゃんに効果があるとされ、
痛みの原因物質のみに対して働くため、安全性も非常に高いお薬です。

当院でもソレンシアの使用により、
以前より活発になったという猫ちゃんの1例をご紹介いたします。

スコティッシュフォールドの猫ちゃんです。
他院で変形性関節症が疑われており、サプリメントを服用していました。
動きが悪く、高いところにもあまり登らないとのことでした。

触診では、四肢の関節の痛みが認められ、
レントゲン写真でも変形性関節症の所見が見られました。

この猫ちゃんにソレンシアを注射したところ、数日から1週間くらいで効果が認められ、
今までより動きが活発になり、よく走るようになったとのことでした😄
飼い主さまも活発になった猫ちゃんの様子を見て喜んでおられました⭐️

お家の猫ちゃんをよく観察していただき、
「変形性関節症かも?」
と思われた際はご相談ください。
猫ちゃんの痛みを減らすことで、健康寿命を延ばすことができれば嬉しいです❗️

さいたま市南区(武蔵浦和、浦和、南浦和、戸田) 
武蔵浦和どうぶつ病院

TEL 048-626-6526 ※当院は予約制です
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