武蔵浦和どうぶつ病院ブログ BLOG

慢性腎臓病の猫ちゃんの抜歯術

※手術の写真が含まれるため、苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

今回、猫ちゃんの抜歯手術を行いました。
慢性腎臓病のある猫ちゃんで、他院様からのご紹介で当院を受診されました。

食欲はあるが、食べる時にお口を痛がり辛そうとのことでした。
お口の中を観察すると、左右の上の奥歯に歯石が重度に付着しており、歯肉炎も認められました。

慢性腎臓病に関しては、
IRIS分類ステージ2
エコー検査で、片方の腎臓が萎縮しており、左右の腎臓に結石が認められました。
おそらく過去に腎臓の結石が尿管に詰まったことで、腎臓の機能が低下してしまったと思われます。

抜歯が必要と判断しましたが、
腎機能が低下している動物に麻酔をかけるのはかなり慎重にならなければなりません。
麻酔をかけることで、腎臓病を進行させてしまう可能性がありますが、
飼い主様にもリスクをご説明いただき手術する運びとなりました。

手術で全身麻酔をかけると血圧が下がることが多く、血圧の低下は腎機能の悪化を招きます。
腎臓病の動物は脱水していたり、高血圧を合併していたりすることが多いため、
全身麻酔をかける際は、健康な動物よりも厳密に血圧を管理する必要があります。

今回の猫ちゃんは手術の前日から入院していただき、しっかり静脈点滴をしたおかげで、
全身麻酔中のバイタル、血圧は非常に安定し、無事手術を終えることができました。
手術から2時間後には、近くにすり寄ってくれるくらい元気な様子でした。

⇩手術で抜歯後の写真

痛い歯がなくなったことで、ご飯をモリモリ食べれるようになってくれることを願うばかりです。

さいたま市南区(武蔵浦和、浦和、南浦和、戸田)
武蔵浦和どうぶつ病院

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