健康診断 CHECKUP

予防こそがペットの
長寿と健康の鍵
LONGEVITY AND HEALTH

飼い主であれば大切な家族であるワンちゃん、ネコちゃんがいつまでも健康で、長生きして欲しいと願うはずです。当院ではそのお手伝いができるよう、健康診断を推奨しています。健康診断で全ての病気を見つけられるとは限りませんが、通常の身体検査では分からない病気が見つかることも少なくありません。

「医の基本は予防にあり」と言われているように、病気を未然に防ぎ、早期発見することが長く、健康に過ごすために最も重要なことです。武蔵浦和どうぶつ病院はペットがより長く、健康に生きるためのサポートをいたします。

犬・猫と人間の年齢換算表

小型犬、
中型犬、猫
大型犬人間

1カ月

 

1歳

2カ月

 

3歳

3カ月

 

5歳

6カ月

 

9歳

 

1年

12歳

9カ月

 

13歳

1年

 

17歳

 

2年

19歳

1年半

 

20歳

2年

 

23歳

 

3年

26歳

3年

 

28歳

4年

 

32歳

 

4年

33歳

5年

 

36歳

6年

5年

40歳

7年

 

44歳

小型犬、
中型犬、猫
大型犬人間

8年

6年

48歳

9年

 

52歳

 

7年

54歳

10年

 

56歳

11年

8年

60歳

12年

 

64歳

13年

9年

68歳

14年

 

72歳

15年

10年

76歳

16年

 

80歳

 

11年

81歳

17年

 

84歳

 

12年

86歳

18年

 

88歳

19年

13年

92歳

20年

 

96歳

犬と猫は人間の約4〜5倍のスピードで歳をとると言われています。
当院では、6歳までは年に1回、7歳以上では年に2回の健康診断を推奨しています。

INSPECTION ITEMS 検査内容

  • 血液検査
    血球計算と生化学検査で内臓の機能異常や内分泌疾患がないか調べます。

  • 尿検査
    尿糖、尿蛋白、尿比重、結晶成分などを調べ、糖尿病や腎疾患、尿路結石の有無を評価します。

  • 糞便検査
    消化管内の寄生虫やその虫卵、腸内細菌のバランスを調べます。

  • X線(レントゲン)検査
    各臓器の形や大きさ、骨格、関節の異常がないか調べます。

  • エコー(超音波)検査
    心臓、肝臓、泌尿器、消化器、内分泌器(副腎や甲状腺)など、体の中の様々な臓器の構造、機能異常の有無を調べます。

  • 心電図検査
    不整脈の有無や心疾患の状態を評価します。

  • 触診・聴診
    触診:皮膚や耳、体表のリンパ節、口腔内、関節などに異常がないか調べます。
    聴診:心音や肺音を聴取して、雑音の有無や脈拍に異常がないか調べます。

  • 血圧測定

健康診断プラン

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問診・触診・聴診 血液検査尿検査糞便検査X線検査エコー検査心電図検査血圧測定
プランA
13,200円

プランB
23,100円

※血液検査(血球計算と生化学15項目)、X線検査(胸部+腹部)、エコー検査(心臓+腹部一般)。

※ワンちゃん・ネコちゃんの健康状態により、オプションの血液検査をご提案させていただきます。

※前日の夜10時以降の絶食が理想的です。飲水制限は不要です。

※当日の尿と便をご持参ください。当日のご持参が難しい場合は、後日尿と便のみご持参していただいても構いません。尿と便の採取方法がご不明の場合はお問い合わせください。

※プランBは、午前中にご来院頂き、お預かりいたします。午後の診察時間に、お迎えをお願いいたします。

※怖がりなワンちゃん・ネコちゃんでプランBをご希望の方は、お預かりなしで検査をすることも可能です。その場合、後日改めてご家族のみご来院頂き、検査結果をご説明させて頂く可能性があります。また、検査を止むを得ず中止する場合もあります。

VACCINE 犬の混合ワクチン

混合ワクチンの接種は、家族である愛犬を、感染症から守るための有効な手段です。ワンちゃんが感染症にかかると、

  • 混合感染(2種類以上の感染症にかかり、症状が複雑化)

  • 人への感染(人獣共通感染症)

  • 後遺症

  • 死亡

などの危険があります。

混合ワクチンは、定期接種により効果が高まります。

  • 幼犬期 生後2〜3カ月

    母犬からもらう抗体(移行抗体)により、ワクチンの効果が弱くなるため、3〜4週おきに2〜3回の接種が必要になります。

  • 成犬期 2歳頃〜

    幼犬期に接種したワクチンの効果が弱くなってくる期間です。定期的に接種することで、予防効果を持続させることが重要です。

※接種プログラムに関しては、生活環境や健康状態によって異なります。詳しくは、獣医師と相談の上決めてください。

混合ワクチン接種は、ごくまれに副反応を引き起こすことがあります。
ワクチン接種後に、以下の様子が見られたら、速やかにご連絡してください。

  • 嘔吐・下痢

  • 元気・食欲の低下

  • 顔の腫れ・むくみ

  • 痒み、発赤

  • 注射部位の痛み

※きわめてまれに、アナフィラキシーショックにより重篤な症状が起きることがあります。

  • ワクチン接種前の注意事項

    以下の症状がある場合は、ワクチン接種を避けましょう。

    • 熱がある、元気がない

    • 極度に興奮している

    • 妊娠・授乳中

  • ワクチン接種後の注意事項

    • 1〜2日間は、激しい運動は控えましょう。

    • 初めてのワクチンの接種後は、約1〜2週間は他の動物との接触は控えましょう。

当院では、『5種混合ワクチン』と『7種混合ワクチン』を取り扱っています。種類が多ければ良いというわけではなく、どちらを接種するかは、ワンちゃんの生活環境によります。5種と7種の違いは、レプトスピラに対するワクチンが入っているかどうかです。レプトスピラは、ネズミなど野生動物の尿に汚染された土壌や河川で感染する可能性があります。

キャンプなどの自然豊かな場所にワンちゃんを連れて行く機会が多い場合は、レプトスピラを予防できる7種混合を、それ以外のワンちゃんは5種混合を接種することをおすすめします。適切にワクチンを接種し、感染症から身を守りましょう。

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5種7種感染症死亡率・伝染性主な症状

神経症状
呼吸器症状
消化器症状

犬ジステンパー

死亡率【高】

高熱、目ヤニ、鼻水、食欲不振、
嘔吐・下痢、神経麻痺

消化器症状

犬パルボウイルス

死亡率【高】
伝染力【強】

激しい嘔吐・下痢、食欲不振、
急激な衰弱、脱水症状

 

 

消化器症状

犬コロナウイルス

 

胃腸炎、子犬:嘔吐、重度の水様性下痢

消化器症状
呼吸器症状

犬伝染性肝炎

 

発熱、腹痛、嘔吐・下痢、目が白く濁る、肝炎、子犬:まれに突然死

呼吸器症状

犬パラインフルエンザウイルス

伝染力
【非常に強】

咳、発熱、鼻水、元気消失

呼吸器症状

犬アデノウイルス2型

 

短く乾いた咳、発熱、くしゃみ・鼻水、
食欲不振、肺炎

 

 

犬レプトスピラカニコーラ型

死亡率【高】
人にも感染

発熱、黄疸、歯ぐきからの出血、筋肉痛、腎臓・肝臓疾患、脱水からの尿毒症

 

 

犬レプトスピライクテロへモラジー型

死亡率【高】
人にも感染

発熱、黄疸、歯ぐきからの出血、筋肉痛、腎臓・肝臓疾患、脱水からの尿毒症

混合ワクチンの接種は、猫ちゃんの健康を守るのに有用です。ワクチンの接種で感染を完全に防ぐわけではありませんが、もし感染して発病しても免疫により、ウイルスを抑え、軽い症状で済む場合もあります。特に、他に同居している猫ちゃんがいる場合や外に出てしまう猫ちゃんは積極的に接種することをおすすめします。

  1. ワクチンの接種プログラム

    • 子猫の場合 生後1歳未満

    生後8週齢に第1回、その1ヶ月後の12週齢で第2回のワクチンを接種します。その後は1歳齢で追加接種を行い、以降は猫ちゃんの状況によって定期的に接種します。

    混合ワクチン接種は、ごくまれに副反応を引き起こすことがあります。
    ワクチン接種後に、以下の様子が見られたら、速やかにご連絡してください。

    • 嘔吐・下痢

    • 元気・食欲の低下

    • 顔の腫れ・むくみ

    • 痒み、発赤

    • 注射部位の痛み

    ※きわめてまれに、アナフィラキシーショックにより重篤な症状が起きることがあります。

    • ワクチン接種前の注意事項

      以下の症状がある場合は、ワクチン接種を避けましょう。

      • 熱がある、元気がない

      • 極度に興奮している

      • 妊娠・授乳中

    • ワクチン接種後の注意事項

      • 1〜2日間は、激しい運動は控えましょう。

猫の混合ワクチン

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3種5種猫エイズ感染症死亡率・伝染性主な症状など

猫カリシウイルス

伝染力【強】

流涙、結膜炎、鼻水、
口の中や鼻先の潰瘍、発熱、肺炎

猫ヘルペスウイルス性鼻気管炎

伝染力【強】

鼻水、くしゃみ、
目ヤニ、流涙、結膜炎、発熱

猫汎血球減少症
(猫パルボウイルス)

死亡率【高】
伝染力【強】

嘔吐・下痢・血便、脱水症状、
発熱、白血球減少

猫白血病ウイルス(FeLV)

持続感染し、
発病すると
予後不良

白血病による貧血・免疫力低下、
腎臓病、リンパ腫の発症

猫クラミジア

伝染力【強】

目ヤニ、結膜炎、鼻水、くしゃみ

猫免疫不全ウイルス感染症
(猫エイズウイルス)
(FIV)

発病し、
免疫不全期になると予後不良

病期により様々免疫力低下、
リンパ節腫脹、歯肉口内炎、
貧血、白血球減少、リンパ腫の発症

当院では、『3種混合ワクチン』と『5種混合ワクチン』を取り扱っています。どちらを接種するかは、猫ちゃんの生活環境によります。完全室内飼育の猫ちゃんは3種混合で十分です。猫ヘルペスウイルスと猫カリシウイルスは、猫風邪とも言われます。幼い頃に、母猫や他の猫ちゃんから感染することが多く、どちらのウイルスも持続感染する性質があり、感染すると一生ウイルスを持ち続けます。猫ちゃんの多くは、これらのウイルスに感染しているとされていますが、ワクチン接種によって、ある程度重症化を防ぐ効果は期待できます。

また、猫パルボウイルスは感染力が非常に強く、人の体に付いて家の中に持ち込まれる可能性もあるため、完全室内飼育でもワクチンを接種した方が安心です。外に出る猫ちゃんで、特によく喧嘩したり、接触する機会がある場合は、5種混合の接種をおすすめします。猫白血病ウイルスは唾液中に、猫クラミジアは目ヤニや鼻水に含まれているため、完全室内飼育の猫ちゃんが感染する可能性は低いためです。大切な猫ちゃんを感染症から守る。ワクチンはその予防策です。

TEL 048-626-6526 ※当院は予約制です
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